3階建て木造共同住宅と住宅性能評価書
3階建て木造共同住宅(「3木共」と呼ばれることがあります)は、融資の際に住宅性能評価書の有無が重要になるケースがあります。
住宅性能評価制度は、2000年(平成12年)に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいて始まった制度です。
それまで住宅の性能は、一般の消費者には比較しにくい面がありました。そこで、住宅の耐震性・耐久性・省エネルギー性などを共通の基準で評価し、住宅の品質を分かりやすくすることを目的として制度化されました。
現在では、国が定めた基準に基づき、登録された第三者機関が住宅の性能を評価しています。
特に注意したいのが、「設計住宅性能評価書」と「建設住宅性能評価書」は別物という点です。
- 設計住宅性能評価書:設計段階で、設計図書をもとに住宅の性能を評価したもの
- 建設住宅性能評価書:実際の建物を現場検査し、設計どおりに施工されているかを評価したもの
3木共では、設計住宅性能評価書はあるものの、建設住宅性能評価書がない物件もあります。
近年は金融機関によって、設計住宅性能評価書だけでは融資対象とならず、建設住宅性能評価書まで求められるケースがあります。
そのため、3木共の売買では、単に「性能評価書あり」と確認するだけではなく、「設計」なのか「建設」なのかを確認することが重要です。
また、融資条件は金融機関や融資商品によって異なるため、事前に金融機関へ確認しておくことをおすすめします。
