~学び続ける~
ご縁が導いてくれた転職
その後、ご縁をいただき、妻のいとこのご主人が経営する現在の会社へ転職しました。
不動産業界では3社目。
業界に入って8年目、37歳での決断でした。
当時は、「もっと稼ぎたい」という気持ちもありました。
しかし、数字や年収だけを追い求める環境では、前職と同じような働き方を繰り返してしまうのではないかと感じるようになっていました。
私が本当に求めていたのは、お金だけではありません。
仕事に全力で向き合いながらも、家族との時間を大切にできる環境でした。
現在の社長とは、不動産業界へ転職した頃、妻側の親族の集まりで名刺をいただいたことが最初の出会いです。
その後、仕事でも何度かご一緒する機会があり、そのつながりが今回の転職へとつながりました。
もちろん、転職には大きな勇気が必要でした。
社員数の少ない会社だからこそ、大手企業の看板はありません。
自分自身の知識や経験、そしてお客様との信頼関係だけで仕事をしていく世界です。
それでも、「40代は自分が主導権を握る人生を送りたい」という思いが強くありました。
だからこそ、37歳の今挑戦しなければ、一生後悔する。
そう決意し、新たな一歩を踏み出しました。
本当の意味で不動産を学べる環境
この転職は、私の人生を大きく変えてくれました。
現在は、自分の考えを尊重していただきながら、責任ある仕事を任せてもらえる環境で働いています。
責任は以前より大きくなりましたが、その分やりがいも大きく、自分を信頼して仕事を任せていただけることに、日々感謝しています。
現在の会社では、仲介営業だけではありません。
新築戸建ての販売、土地の仕入れから販売までのサポート、弁護士案件、長屋・地主案件、一棟収益物件、相続案件、工務店との連携など、これまで経験する機会のなかった幅広い実務に携わらせていただいています。
また、営業業務に加え、物件のインターネット掲載や販売資料の作成、各種書類の作成、社内でのコーディネート業務など、不動産取引に関わる業務全般を担当しています。
営業担当は私一人という体制のため、一つの業務だけではなく、契約前の準備から引渡し後の対応まで、一件一件に責任を持って取り組んでいます。
会社の規模が大きくないからこそ、大手では対応が難しい案件をご相談いただくことも多く、まさに「ザ・不動産」と言えるような、多種多様な案件を経験できる環境です。
社長は私を信頼し、多くの仕事を一任してくださっています。
もちろんミスをすることもあります。しかし、その際は頭ごなしに責めるのではなく、「どうすれば次に同じことを防げるか」を一緒に考え、前向きに支えてくださいます。
だからこそ、失敗を恐れるのではなく、新しいことにも積極的に挑戦することができ、日々成長を実感しながら仕事に取り組めています。
このような環境を与えていただいていることには、感謝の気持ちしかありません。
そして、一つひとつの経験の積み重ねが、不動産の知識だけでなく、判断力や対応力を磨き、お客様へより良いご提案ができる力につながっていると実感しています。
現在、私が大切にしていること
私が仕事で現在、最も大切にしている言葉があります。
「凡事徹底」
特別なことではなく、当たり前のことを誰よりも丁寧に、誰よりも継続すること。
その積み重ねこそが、お客様からの信頼につながると信じています。
派手な営業をするのではなく、一つひとつの仕事を誠実に積み重ねることを何より大切にしています。
また、これまでの実務で「もっと早く知っていれば効率的だったこと」や「契約時に注意すべきポイント」は、すべて自分専用の「契約時の注意点」というファイルに記録しています。
契約前には必ずそのファイルを見返し、確認漏れやミスがないかを一つずつチェックすることを習慣にしています。
過去の経験や失敗を次の仕事に生かし、同じミスを繰り返さない。その積み重ねが、お客様に安心してお取引いただくために最も大切なことだと考えています。
仕事も、家族も、大切にできる人生へ
以前は仕事中心の毎日でした。
しかし今では、ある程度自分で時間をコントロールできるようになりました。
ずっとやりたかった海釣りを楽しみ、仕事を終えれば家族の晩ご飯を作る毎日です。
「今日は何を作ろうかな。」
そんなことを考えながらキッチンに立つ時間も、私にとってはかけがえのない時間です。
家族が「おいしい」と笑顔で食べてくれる。
そんな何気ない日常が、今の私にとって一番の幸せです。
12年前、深夜までチラシを配り、家に帰っては寝るだけだった自分には、こんな毎日が待っているなんて想像もできませんでした。
振り返れば、本当に苦しい7年間でした。
それでも、その経験があったからこそ、今の私があります。
私は、決して誰もが認めるような、すごい実績を持った営業マンではありません。
若い頃から「将来はこんな仕事がしたい」「こんな人間になりたい」という明確な目標があったわけでもありません。
むしろ、何となく毎日を過ごし、やりたいこともはっきりしないまま、どこか中途半端な人生を送っていた時期もありました。
そんな私が30歳になったとき、未経験だった不動産業界に飛び込むことを決めました。
そこからは、決して順風満帆だったわけではありません。
失敗することもありましたし、自分の未熟さを痛感することも何度もありました。
それでも、一つひとつの仕事に向き合い、お客様とのご縁を大切にしながら、少しずつ経験を積み重ねてきました。
振り返ってみると、特別な才能があったわけでも、最初から明確な道が見えていたわけでもありません。
ただ、目の前の仕事から逃げず、一歩ずつ続けてきた。
それが今の自分につながっているのだと思います。
だからこそ、私は不動産を「売ること」だけが仕事だとは思っていません。
お客様が安心して取引できるようにサポートすること。
納得したうえで契約していただくこと。
そして、「近藤さんに相談してよかった」と思っていただけること。
それこそが、私の仕事だと考えています。
