第4章 現在進行形の営業人生

~学び続ける~

ご縁が導いてくれた転職

その後、ご縁をいただき、妻のいとこのご主人が経営する現在の会社へ転職しました。

不動産業界では3社目。

業界に入って8年目、37歳での決断でした。

当時は、「もっと稼ぎたい」という気持ちもありました。

しかし、数字や年収だけを追い求める環境では、前職と同じような働き方を繰り返してしまうのではないかと感じるようになっていました。

私が本当に求めていたのは、お金だけではありません。

仕事に全力で向き合いながらも、家族との時間を大切にできる環境でした。

現在の社長とは、不動産業界へ転職した頃、妻側の親族の集まりで名刺をいただいたことが最初の出会いです。

その後、仕事でも何度かご一緒する機会があり、そのつながりが今回の転職へとつながりました。

もちろん、転職には大きな勇気が必要でした。

社員数の少ない会社だからこそ、大手企業の看板はありません。

自分自身の知識や経験、そしてお客様との信頼関係だけで仕事をしていく世界です。

それでも、「40代は自分が主導権を握る人生を送りたい」という思いが強くありました。

だからこそ、37歳の今挑戦しなければ、一生後悔する。

そう決意し、新たな一歩を踏み出しました。


本当の意味で不動産を学べる環境

この転職は、私の人生を大きく変えてくれました。

現在は、自分の考えを尊重していただきながら、責任ある仕事を任せてもらえる環境で働いています。

責任は以前より大きくなりましたが、その分やりがいも大きく、自分を信頼して仕事を任せていただけることに、日々感謝しています。

現在の会社では、仲介営業だけではありません。

新築戸建ての販売、土地の仕入れから販売までのサポート、弁護士案件、長屋・地主案件、一棟収益物件、相続案件、工務店との連携など、これまで経験する機会のなかった幅広い実務に携わらせていただいています。

また、営業業務に加え、物件のインターネット掲載や販売資料の作成、各種書類の作成、社内でのコーディネート業務など、不動産取引に関わる業務全般を担当しています。

営業担当は私一人という体制のため、一つの業務だけではなく、契約前の準備から引渡し後の対応まで、一件一件に責任を持って取り組んでいます。

会社の規模が大きくないからこそ、大手では対応が難しい案件をご相談いただくことも多く、まさに「ザ・不動産」と言えるような、多種多様な案件を経験できる環境です。

社長は私を信頼し、多くの仕事を一任してくださっています。

もちろんミスをすることもあります。しかし、その際は頭ごなしに責めるのではなく、「どうすれば次に同じことを防げるか」を一緒に考え、前向きに支えてくださいます。

だからこそ、失敗を恐れるのではなく、新しいことにも積極的に挑戦することができ、日々成長を実感しながら仕事に取り組めています。

このような環境を与えていただいていることには、感謝の気持ちしかありません。

そして、一つひとつの経験の積み重ねが、不動産の知識だけでなく、判断力や対応力を磨き、お客様へより良いご提案ができる力につながっていると実感しています。


現在、私が大切にしていること

私が仕事で現在、最も大切にしている言葉があります。

「凡事徹底」

特別なことではなく、当たり前のことを誰よりも丁寧に、誰よりも継続すること。

その積み重ねこそが、お客様からの信頼につながると信じています。

派手な営業をするのではなく、一つひとつの仕事を誠実に積み重ねることを何より大切にしています。

また、これまでの実務で「もっと早く知っていれば効率的だったこと」や「契約時に注意すべきポイント」は、すべて自分専用の「契約時の注意点」というファイルに記録しています。

契約前には必ずそのファイルを見返し、確認漏れやミスがないかを一つずつチェックすることを習慣にしています。

過去の経験や失敗を次の仕事に生かし、同じミスを繰り返さない。その積み重ねが、お客様に安心してお取引いただくために最も大切なことだと考えています。


仕事も、家族も、大切にできる人生へ

以前は仕事中心の毎日でした。

しかし今では、ある程度自分で時間をコントロールできるようになりました。

ずっとやりたかった海釣りを楽しみ、仕事を終えれば家族の晩ご飯を作る毎日です。

「今日は何を作ろうかな。」

そんなことを考えながらキッチンに立つ時間も、私にとってはかけがえのない時間です。

家族が「おいしい」と笑顔で食べてくれる。

そんな何気ない日常が、今の私にとって一番の幸せです。

12年前、深夜までチラシを配り、家に帰っては寝るだけだった自分には、こんな毎日が待っているなんて想像もできませんでした。

振り返れば、本当に苦しい7年間でした。

それでも、その経験があったからこそ、今の私があります。

私は、不動産を売ることだけが仕事だとは思っていません。

お客様が安心して取引できるようにサポートすること。

納得したうえで契約していただくこと。

そして、「近藤さんに相談してよかった」と思っていただけること。

それこそが、私の仕事だと考えています。

そして今でも、私の営業の軸は変わりません。

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず。」

「戦わずして勝つ。」

相手を知り、自分を知ること。

無理に売り込むのではなく、お客様にとって最善の選択を一緒に考えること。

その積み重ねが信頼につながり、結果として良いご縁につながると信じています。

人生は、諦めなければ変えられます。

遠回りをしたからこそ見える景色があり、苦しい経験があったからこそ、人の気持ちに寄り添えるようになりました。

このブログでは、私自身が現場で経験し、失敗し、学んできたことを、不動産営業として、そして一人の人間として、皆さまに少しでもお役に立てる形で発信していきます。

不動産は、人生の中でも大きな買い物であり、大きな決断です。

私は今、これまでの人生の中で一番充実した毎日を送り、自分自身を一番好きだと思えています。

30歳で未経験の不動産業界へ飛び込む決断をして、本当に良かったと心から思います。

あの挑戦があったからこそ、弱い自分や逃げてしまいそうになる自分と向き合い、一歩ずつ乗り越えながら成長することができました。

もちろん、まだ道半ばです。

これからも仕事もプライベートも挑戦を続け、自分自身の人生を「正解だった」と胸を張って言えるよう、一日一日を大切に積み重ねていきたいと思っています。

だからこそ、これからも一人ひとりのお客様とのご縁を大切にし、「近藤さんに相談してよかった」と思っていただける営業であり続けたいと思います。

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